血球検査とは?

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血球検査で何がわかるのか?

血液の成分ってどういうもの?

赤血球とは?

_NowPrinting.jpg一つ目の血液細胞は赤血球です。これは血液中に赤い色素を含む、ちょうどアンドーナツのような平たい円形の細胞です。赤血球には、ヘモグロビンという鉄を材料にした成分が含まれていて、これが酸素を捕まえて全身に運んでいます。赤血球は酸素を持っていると鮮やかな赤色、酸素を離すとどす黒い赤色に変化します。 

 赤血球の大きな役割の一つが酸素を全身に運搬することです。赤血球は酸素の多いところで酸素を貰い、酸素の少ないところで酸素を手放すことで全身に酸素を運んでいます。

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貧血と赤血球の関係

_NowPrinting.jpg写真のキャプションを入力します。貧血というとフラフラするとか眩暈(めまい)がするという症状は有名ですね。では、なぜフラフラするのでしょうか? 

 実は、貧血とは赤血球の割合が不足していることを指している医学用語なのです。血液を細い管に入れて高速で回転させると重い成分の細胞は底に沈み、透明の液体が分離されます。 

 底に沈んだ細胞の赤い部分の割合が%で示されます。これが赤血球の割合でPCV(ピーシーブイ)とかHt(ヘマトクリット)という数値で示されます。%がだいたい35以下になると赤血球が足りなくなっている貧血という状態といえます。 

 赤血球は全身の細胞に酸素を運んでいます。赤血球が少ないと全身に運ばれる酸素量が不足し、脳のような活動をするのに酸素をたくさん必要とする臓器は酸欠状態に陥ります。脳の細胞が酸素不足で酸素が足りなくて苦しい!と言っているのがフラフラや眩暈として自覚されるのです。 

 赤血球はその材料に鉄が使われていますから、鉄不足で貧血になります。 

 また慢性の栄養不足などでタンパク不足の時もやはり赤血球の材料不足で貧血になります。その他貧血は自己免疫性の病気(自分で自分の細胞を壊してしまう病気)などでも起こることがあります。

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白血球とは?

白血球は体の中の兵隊のようなものです。体の外から入ってくる様々なウイルスや細菌をやっつけるのがこの細胞群です。 

 白血球は、さらに何種類かのグループに分かれていて、それぞれ複数づつの役割を持っています。病原菌が入ってくると、それを捕まえる→バラバラにする→バラバラになった破片の信号を捕らえる→伝える→取り囲む→食べる、などの反応がこれら種類の異なる白血球によって順番に行われます。 

 人間にも動物にもある白血病はこの白血球が少なくなってしまったり、1種類だけが異常に増えてしまったりする病気です。 

 このため全体のバランスが崩れ、正常な免疫機能が保たれなくなってしまいます。正常な白血球の連携がうまくいかなくなるため、普通ならやっつけられるはずの細菌などの感染症にかかりやすくなってしまいます。 

 白血球は体のどこかに細菌などの感染症があるときに数を増やして戦う力を増そうとするので、逆に数が増えていると動物病院の先生はそれを見て、あれ?体のどこかに細菌などの感染があるのかな?と考えます。

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血小板

 血小板は、前の二つの細胞に比べるととても小さくて、必要な時に集合することでその力を発揮します。 

 その主な働きは、出血を止めることです。体の外でも中でも傷ができて血管が破けると、その傷に反応して血小板が集合します。血小板が集合したところには目に見えない繊維の束ができて血を止めたり、傷を治したりすることができます。繊維の束は状態が落ち着けば通常少しずつ吸収されて正常な元の構造に置き換えられていきます。 

 何らかの異常で血小板が少なかったり、血小板の働きが悪かったりすると血が止まりにくくなってしまいます。この状態を止血異常と言い、怪我をすればもちろんのこと、怪我をしなくても出血しやすいなど危険な状態となります。  

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血漿とは?

最後は唯一の液体成分、血漿です。血漿の主な働きは運搬です。水のように赤血球や白血球、血小板を浮かべて血管を通じて全身に運びます。 

 また、各種の栄養成分や体の離れたところに情報を伝えるための化学物質などを運搬するのもこの血漿の働きになります。 血漿中の水分が不足すると血液はドロドロして酸素も細胞もうまく運べなくなってしまいます。すると体がフラフラしてしまいます。この状態が脱水です。 

 血漿には適度に調節されたタンパク質が含まれていて、これが血管の中に血液をきちんと収めておく働きをしています。血漿中のたんぱく質が不足すると血液はさらさらになりすぎて、血管から漏れ出てしまいます。組織に血漿が漏れ出すと専門用語で浮腫と呼ばれるむくんだ状態になります。 

 多少水分を取りすぎても、通常余分な水は腎臓からおしっことしてどんどん捨てられるのですが、腎臓の働きが鈍ったり、部分的に血管やリンパ管が圧迫されて血漿が組織に漏れ出すと部分的にむくみが出ることがあります。

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